交通事故と医者選び
二輪に乗るなら、交通事故にあった時に知っておいたら良いと思う話し
かかる医者によっては、
”車に激突した事実” が抹消されてしまう話し
そして、
交通事故によって負ったケガが
医師によっては なかったことにされてしまう話し
* 長編につき、お時間のあるときにゆっくりご覧下さい *
2016年_七夕の昼時
四国_室戸岬キャンプツーリングの帰り道
徳島から香川へ、見通しの良いY字交差点を北上中
対向の一台目右折 ---- 続けて二台目が右折
こちら側は自分だけしか走っていない
「おいおい! 四国の人間には二輪が見えてへんのか_?」
そして、チラッと見えた3台目
コチラを見ずに前につられて右折してきた三台目の四輪と激突

そう_____ジェットストリームアタックにて撃沈 ☆←

単車ごと右折の車両に激突して木端微塵

「もしかして来よる_・?」 と減速&身構えが出来ていたおかげで
死なずに済んだ
しかも、こんだけぶっ壊れるくらい車の横っ腹に突っ込んで
弾かれて吹っ飛んでいったけど転倒しなかった
弾かれた先にトラックが・・・・・!!
転倒したところに後続の車両が・・・・・・・・・・!
間が悪ければ、そんなことにもなっていただろうが
九死に一生
タンスにゴンっ♪ タンスにゴンっ♪ ”亭主あの世で留守がいい”

元嫁には悪いが生きながらえてしまったので
嫁孝行できんかった (T▽T)ノ_彡☆
あのままお陀仏になっていれば
家のローンはチャラになるし、色んなところから保険金は入ってくるし
戸籍に傷がつかずに母子家庭になって万々歳
スペシャルな社会的優遇が受けられて良かったのかもしれないが
憎まれっ子世にはばかる♪ ってこのことだろうな
で、ここからが問題
事故にあったのが2016年_七夕
今が2018年_春
ほぼ2年近く何をしてるん_? って話しになるんだけれど
交通事故で負ったケガによって、
抱えてしまった後遺症について相手方の自動車保険会社と話をしなくてはなりません
”人身事故の余談” ってヤツです
そこで、一番重要になってくるのが
”交通事故で一番大切なのは医者選び”
交通事故で怪我を負って、それがちゃんと治って
今まで通りの生活が出来たら何も問題なかったのですが
自分の場合は、左手指の後遺障害が残ってしまいました

左手に3つの後遺障害を抱えてしまったけれど
その一つが医師によって抹消されてしまったという話し
人身事故の余談をするにあたって
治療で通った病院にお願いして、
相手方の自動車保険会社さんへ提出する書類を書いてもらうんですが
自分が岡山で通った医師が書いてくれた傷病名と後遺障害の内容
この時点で負った怪我に対する傷病名が足りません

ここで、
一番大事なのが傷病名 _ これに記載されていない怪我は
相手方の保険会社にとっては交通事故で負ったことにならないのです
記載されているのが
左第五中手骨骨折
左示指挫創
左半身打撲
まず、左第五中手骨骨折

中手骨って、レントゲンで折れてる手の甲骨のことね

第五ってのは親指から数えて5番目の指、小指のことです
事故直後の写真、紫色の箇所がこの後からドンドン腫れてきます
傷病名に 「ぶつかった_激突した_大きな衝撃により骨折した」
これを表すような傷病名がないと
保険屋には、どこにも激突せずに ”骨だけが折れた” と判断されます

左第五中手骨骨折の傷病名だけだと
自動車保険屋目線では 「骨が折れただけ」 となります

”ボンッ!” ってならなかったのが不幸中の幸い♪
グローブや破れた着衣を診察室に持ち込んで医師に全部を説明したのですが
医師の診断書により
右折車両に激突したという事実が抹消されてしまいました
骨が折れた原因は、生身で車に激突したという記述が必要なんです
続きまして 左示指挫創
グローブを突き破るほどの衝撃で体ごと激突して

小指の甲骨を骨折するほどの衝撃で人差し指をエグリ切ったにもかかわらず

「ぶつかった_激突した_大きな衝撃により挫創した」 などがなく
この傷病名_左示指挫創 だけだと、
自動車保険屋目線でモノをいうと
「ただ、切れただけ」
そう! どこにも触れずに切ったことになります

医師の診断書により
右折車両に激突したという事実が抹消されたことになります
最後の左半身打撲に付いては

初診の際に医師の目の前で服を脱いで、
この激突して出来てる青タンを見せているにもかかわらず
最後の最後まで左半身打撲の傷病名を書いてくれませんでした
半年ほど通院した
最後の最後に再び写真を見せながら傷病名の記載を申し出ると
「あぁ、見た記憶があります」 と半年経過してから
”左半身打撲” の傷病名を記入してくださいました
なんでこんなことになったのか_・?
事故現場の徳島で救急車で運ばれた病院が書いてくれたのが
左第五中手骨骨折
左第二指手掌部挫創
全治二ヶ月
これは、警察へ提出する診断書なので
そうやって歩けるのであれば、岡山へ帰れるだけの治療はしておきますから
「あとは、岡山の病院に行って診てもらって下さい」
ってことで、この紹介状を持って岡山の病院に来たのですが
岡山で通った病院の医師は与えられた宿題をこなしただけ
自分で診察して、患者から聞いた事柄は

「見ざる_聞かざる」
なので、紹介状に書かれていなかった
激突の際にブレーキレバーで挟んでいる左手の人差し指
これが、医師によってなかったことにされました
左手でブレーキを握りしめたまま相手の車に激突しているんですが
グローブに残っている激突した痕跡

こうやって痛みのある箇所を示した写真も見てもらって、
小指を骨折するくらいブレーキレバーで人差し指を挟んでる言うてるのに


一切、聞いてもらえませんでした
自分はクラッチと同じようにブレーキを握るので

こうやってブレーキを握り締めたまま
ナックルパンチで身体ごと相手の車の横っ腹に激突しているので
人差し指をブレーキレバーで強烈に挟み込んでいます
これの痛みも訴え続けて 「圧迫挫創」 と診断しておきながら
最後まで傷病名には記載せず
交通事故で負った怪我が、医師によって抹消されてしまいました
「神経損傷などが疑われます」 って説明してくれたんですが
レントゲンもCTも ”骨に異常なし” ってことで
治療もなく、リハビリもなく
その結果、手指の後遺症が残ってしまった
この医者に治療で通ったことによって
相手方の自動車保険が判断するのは
交通事故で激突して負ったケガ や
診断書に書かれている傷病名以外のケガ は一切なく
ただ ただ 交通事故によって
「骨が折れただけ、」
「指が切れただけ、」
「左半身打撲を負っただけ」
保険屋は、こういう解釈をします
医師の診断書により
右折車両に激突したという事実と
ブレーキレバーで挟み込んだ人差し指のケガが抹消されてしまいました
なので、保険屋目線でモノを言うと
折れた骨がくっついた = 骨折完治
切れた傷がふさがった = 挫創完治
青タンがなくなった = 左半身打撲完治
以上!
となります
自分の場合、左ブレーキはクラッチと一緒でこうやって握るため

激突したさいにブレーキレバーでおもっきり指を挟んでいるのですが
そのことが傷病名に書かれていない場合
そんなケガはなかったことにされてしまいます
なので、後遺障害として残った事柄に対して
保険屋目線では、ひとさし指を切って_小指を骨折しただけですから
案の定の介

保険に弁護士特約を付けていなかった事と病院選びを失敗したために
自分で資料を作って異議申し立てを行います

神経障害の影響を立証するため
ギターやピアノを弾く人が、事故の後遺症で元通りの音が奏でれなくなった
に相当する、ビフォーアフターを示した資料です
仕事においても、作業前-作業中-完成ってのを資料として撮り続けているので
事故前と事故後の整合性を証明できるものを提出します
「事故で怪我を負う前はできていた仕事が、事故の後遺症の影響でできなくなっている」
争点は3つの後遺障害なんだけど、一つは医師に抹消されたので
”傷病名が記載されている” 二ヶ所についての後遺障害

医師によって抹消されてしまった人差し指の後遺障害
こうやって右折車両に激突しているんですが

実は、先の二ヶ所よりも重大
関節の痛み、骨がきしむ、スジが張る、まともに動かせない

仕事だけじゃなく、着衣脱衣を含めた日常生活にも大きな影響が出ている障害
これについては
以上のことから 「交通事故が原因ではない」
と保険屋に判断されました
片手の人差し指と小指が不自由になったらどうなるのか_?
二輪と四輪の右直事故
二輪側のケガは、四輪に激突して負ったケガだと書いてくれる医者を選びましょう
可能であれば、擦り傷一つにまで傷病名を書いてくれる医者を選びましょう
自分の場合、医師によって右折車両に激突した事実と
事故で負った重大なケガの一つが抹消されました
交通事故での医者選びは大切ですよ
ご安全に
相手方のジイさんも常識のない年寄りで
この事故の相手さん、
自分が救急車で運ばれた病院にあとから来たのはいいのですが
「警察に病院へ行ったほうがいいといわれたから」 と、来られて
あとは保険屋と話をしてくれと立ち去り
「それっきり」
まぁ、助手席側に激突しているのに
助手席に座ってたバアさんなんか車から降りても来ませんでしたわ
だから自分も、このじいさんとは 「それっきり」
事故現場でケガ人の救助も一切行わず
警察に通報したのも、怪我を負った自分が全部してます
このジイさんにとっちゃ
「自分が右折してるとこにぶつかってきやがって」
でしょうね
自分のような全治二ヶ月の怪我の場合
警察の事情徴収で 「相手の行政処分(免許の)はどの程度を望まれますか_?」
って聞かれるのですが、通常30日か60日 罰金で20万~50万 らしいのですが
相手が年寄りだったこともあり、 「穏便に済ましてあげてください」 としました
ここで、これからこの事故を参考にされる方がいらっしゃれば
相手がどれだけ良い人でも
「獄刑を望みます」 と言った方が後々の自分のためになることもあります
それは、万が一にも相手が寝返ったりして裁判とかになったときに
相手の刑量も裁判の判断基準になるからです
甘いことは考えずに、日本もこれからは訴訟社会だと思った方がよいです
それに輪をかけて相手方の保険会社の担当者が
あまりにもナメた口のききかたするヤツだったので
今回の事故、
必要な書類や資料を集めてまとめて坦々と事務的手続きをこなしてきましたが
すべてが揃い整い法的に勝算が見えた時点で
最後は自費で
自分方の自動車保険会社の弁護士に依頼して、軽くシメていただきました
自分が面倒くさい輩だったら、病院側も巻き込むような案件でしたが
2年がかりで、ようやくこの一件が片付いた
怪我にしても、この程度で済んだわけだし
相手さんも年寄りとはいえ日本人で、ちゃんと保険に入っていてくれてたから良かった
一件落着♪
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